りんご助産院に出会ってまだ日の浅い新米ママです。39歳で妊娠・出産を経験しました。
仕事をしながらだったので、切迫流産・切迫早産の危機を乗り越えての出産でした。
出産したら当たり前のように母乳は出るものと思っていた私。出産したところが、母乳に力をいれていない産婦人科だったので、出産後一度も我が子におっぱいをくわえさせることなく退院。
退院してからは出てるものと思っておっぱいをくわえさせていました。元々2300gと小さく産まれたのですが、1週間検診で体重が減ってしまっており、病院でめちゃくちゃ怒られてしまいました。
「おっぱいが出てるんじゃない!ただくわえてるだけだ!」と…。帰りの車のなかで涙が止まらず、小さな小さな我が子を抱きしめながら「ごめんね、ごめんね…」と謝りながら帰りました。
それからは3時間ごとに1日8回のミルク。母乳が出てると思い込み、我が子にひもじい思いをさせて辛い思いをさせてしまったことが母親として申し訳なくて情けなくて、もうこれ以上この子にひもじい思いをさせてはいけない!と、3時間を1分でも時間を過ぎるのが怖くて、常に時計を見ては時間を指折り確認し、必死でミルクをあげていました。
同時にちょっとでも母乳が出るようにと、ネットで母乳に良い食べ物、飲み物を調べては実践して…の毎日でした。自分自身、母乳をあげたい、母乳で育てたいという思いが強かったのでミルクだけをあげてる日々は辛く悲しかったです。
1週間後、体重も増えたので母乳を搾乳してあげることに。足らない分はミルクで補充。思うように母乳が出ない…搾乳しても悲しくなるくらいしか出ない毎日を過ごす中、なんとか母乳が出るようになりたい一心で、母乳外来を探し始めました。
毎日毎日色んなHPを見て、悩んで…どれだけ検索して見たかわからないほどです。その中で目に留まったのがりんご助産院のHPでした。何度も何度も見て、他のお母さん方の体験談を読み、本当に自分もこうなるだろうか…と思いながら一歩踏み出す勇気が出ず、また次の日も同じ体験談を読んで…の繰り返しでした。誰にも弱音を吐けず涙しながら搾乳し、ミルクを作る悲しさと淋しさにまた涙が止まらず…周りから母乳は出てるの?母乳が赤ちゃんには一番と言われるプレッシャー…もう心が折れて折れて気が狂いそうでした。
でも、自分のことより大事な大事な我が子に栄養のある母乳をあげたい、ただその思いだけでやっと一歩踏み出すことができました。携帯を持つ手が震えながら思いきって電話。簡潔に今の状態を伝えると、「それは辛いね。なんとかしなきゃね」と言ってくださった美佐子先生。その一言に涙が止まらなかったことをよく覚えています。
初来院はとてもとても緊張していましたが、しっかりと目を見てじっくりと話を聞いてくださる先生の姿勢に私も心を開いて胸のうちを話すことができました。マッサージを受けながら、「母乳のでるおっぱいよ」と言ってもらえたときは、涙をこらえるのに必死でした。来て良かった!来て良かった!と何度も心の中で思いました。
それからは少しずつ母乳を増やし、ミルクを減らし、美佐子先生に相談させて頂きながら完母目指して頑張ってきました。 そして、気づけば?! 今では完全母乳!! おっぱいが張る喜びももちろんですが、安心した表情で一生懸命におっぱいを飲む我が子の姿を見るたびに、本当にあのとき一歩踏み出して良かった!りんご助産院に巡りあって良かった!!と喜びが込み上げてきます。
先日、粉ミルクが賞味期限が切れてしまっていたので(いつ最後に飲ませたか思い出せないくらいで(笑))思いきって処分しました。それまでは、どこかまだ必要かも…と置いてしまっていた自分がいたのですが、処分したあとはとても爽快な気分でした。
今、こうして自分の体験談を書きながらもこんな日がくるなんて…と胸がいっぱいになります。おかげさまで、まだ4ヵ月前の息子も6kgを越え、 母乳ですくすくと育ってくれています。りんご助産院に巡りあって、美佐子先生に出会えて本当に感謝です。
美佐子先生のHPでの強気な言葉(すみません(笑))に引かれて一歩踏み出すことができ、今の喜びがあります。美佐子先生の言葉は、魔法の言葉です。 母乳が出るようになるには、マッサージや食べ物だけじゃない。本当に自分の気持ちをわかってもらえて、受け止めてもらえることが一番なんだなぁ~と改めて思います。
最近では、母乳の話以外で盛り上がったり女子トークが楽しくて次の来院が待ち遠しいです(笑)
私と同じような悩みを抱え、苦しんでるちょっと初産が遅かったお母さんがいたら、ぜひ一歩踏み出してみてください!悩んでる時間がもったいない!おっぱいをあげられるのはママの特権。可愛い我が子にたくさん愛情とおっぱいをあげましょうね!美佐子先生、これからもよろしくお願いします!!